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N-art 知識編

2025年6月10日

在宅での生活:認知症

在宅での生活:認知症

~訪問看護を通じた支援~


認知症とともに生きる日々は、ご本人様だけでなく、家族にとってもたくさんの「選択」と「支え」が必要になります。 

「できる限り自宅で過ごしたい」「家族のそばにいたい」-そうした思いを実現する手段のひとつが、在宅での認知症ケアです。

 堺市にある私たちの訪問看護ステーションでは、認知症のある方の暮らしに寄り添い、安心して自宅で過ごせるよう支援を続けています。



認知症の在宅生活で大切なこと

認知症は、記憶や思考力、判断力に徐々に障害が出てくる病気です。在宅での生活では以下のようなことが課題となります。


  • 薬の飲み忘れ・重複服用


  • 夜間の不眠や徘徊


  • 急な体調の変化への対応


  • 介護者の疲労や精神的な負担


  • 生活リズムの崩れや食事・排泄のトラブル


これらを一人で抱えるのではなく、訪問看護などの専門職と一緒に取り組むことで、より安全で安心な生活が可能になります。


青いクリップボードに載った認知症チェックリスト。左に「認」「知」「症」の文字が描かれた円形の木製オブジェ。


訪問看護ができること

訪問看護師は、医師やケアマネジャーと連携しながら以下のようなケアを提供します。


  • バイタルチェックと健康観察 病気の早期発見と再発予防につなげます。


  • 薬の管理支援 飲み忘れや重複投与を防ぐため、服薬状況を確認し、家族とも共有します。


  • 生活リズムの調整と助言 昼夜逆転の予防、食事のタイミング、排泄のサポートなど、日常生活を安定させる支援を行います。


  • ご家族へのサポート 介護方法の助言や、不安や困りごとへの傾聴を通じて、心の負担を軽くする関わりを大切にしています。


  • 認知症による行動・心理症状(BPSD)への対応 怒りっぽくなったり、不安で落ち着かなくなるなどの症状にも、適切な関わり方を工夫しながら対応します。



自宅での「その人らしい暮らし」を支える

認知症があっても、安心できる環境と人とのつながりがあれば、「その人らしい暮らし」は続けられます。私たちは、以下の点を大切にしています。


  • その人の「いつもの生活」を尊重する


  • 小さな成功体験を重ね、自己肯定感を支える


  • 介護者が「一人で抱え込まない」仕組みを作る


認知症のある方にとって、「慣れた家で過ごすこと」「見慣れた人と会話すること」は、何よりの安心につながります。



地域で支える認知症ケア

私たちN-art訪問看護ステーションは、堺市の地域包括支援センターや在宅医療チームと連携しながら、認知症の方の在宅生活を支えています。 

初期の段階から、看取りの時期まで、段階に応じた支援を柔軟に提供し、家族との話し合いも丁寧に行います。



「わからなくなっても、ひとりじゃない」

認知症になっても、住み慣れた地域で、自らが望むような生活、暮らしは可能です。

訪問看護師は、医療と生活の“つなぎ役”として、その毎日をそっと支え続けます。


ご家族だけで悩まず、私たちと一緒に支え合いながら在宅生活を続けてみませんか?堺市で認知症の在宅ケアをお考えの方は、どうぞお気軽にご相談ください。


また在宅で暮らす地域の人々を一緒に支える仲間も募集しております。

訪問看護の現場から、利用者とご家族を支えていく仲間も随時募集しています。お気軽にご連絡ください。



お問い合わせはお問い合わせフォームまたはメール【info@n-art.biz

お電話【072-260-4685】からも受け付けております。

お気軽にお問い合わせください。

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