top of page

N-art 知識編

2025年5月27日

認定看護師になるには?




認定看護師になるには?|専門性を高めるキャリアの道

看護の専門性を高め、現場でのリーダーシップを発揮したい。そんな想いを持つ看護師にとって「認定看護師」は魅力的なキャリアの一つです。近年では病院だけでなく、訪問看護ステーションや在宅療養の現場でもその存在感は増しており、地域医療・在宅医療の質の向上に欠かせない存在となっています。


このページでは、認定看護師とは何か、なるための条件・プロセス、活躍の場、費用や支援制度までを詳しく紹介します。



認定看護師とは?

認定看護師とは、日本看護協会が認定する制度で、特定の看護分野において熟練した実践能力を持ち、他の看護職者への指導も担える看護師のことです。


「特定分野のスペシャリスト」であり、患者さん・利用者さんへの直接ケアに強みを持つのが特徴です。2025年度からは「認定看護師」と「特定行為研修修了者」を統合し、より柔軟かつ現場に即した制度へ移行中です。



対象分野(2024年現在)

認定看護師の分野は幅広く、訪問看護でも活かされる領域が多く存在します。


  • 緩和ケア


  • 皮膚・排泄ケア(WOC)


  • 感染管理


  • 認知症看護


  • 慢性呼吸器疾患看護


  • 慢性心不全看護


  • がん性疼痛看護


  • 小児プライマリケア など


在宅分野では特に、緩和ケアWOC(褥瘡・ストーマ・失禁)認知症に関わるニーズが年々増加しています。



認定看護師になるためのステップ

  1. 看護師免許を取得する  国家試験に合格し、正看護師の資格を持っていることが前提です。


  2. 実務経験5年以上(うち3年以上は分野に関する経験)  認定看護師教育課程を受講するには、5年以上の実務経験が必要で、うち3年以上は希望分野に関する臨床経験が求められます。


  3. 認定看護師教育課程の受講(約6か月・600時間以上)  全国の教育機関(大学・専門学校等)で、講義、演習、実習を含むカリキュラムを履修します。日中全日制での通学が基本です。


  4. 修了後、認定審査(書類・面接)に合格する  必要書類の提出と面接を経て、日本看護協会から認定を受けます。


  5. 認定登録し、5年ごとに更新審査  認定後も継続的な実務と研修が求められ、5年ごとの更新制度があります。


机の上には、勉強に使う辞書やノート、ペンケースが整然と並べられている。計画的に学習を進める様子がうかがえる。

気になる費用とサポート

教育課程の費用は30〜60万円程度(学校や分野による差あり)です。加えて、交通費や生活費もかかるため、「職場からの支援制度(学費補助・教育休職制度・復帰後の役割保障など)」があると安心です。


また、都道府県によっては助成金制度や研修支援金が活用できる場合もあります。事前の情報収集と相談がポイントです。



認定看護師の活躍の場


  • 急性期病院や専門病院でのチーム医療(例:褥瘡対策チーム、感染対策チーム)


  • 訪問看護ステーション(WOC看護、緩和ケア、認知症ケアなど)


  • 老人保健施設・在宅ホスピス・看取り支援


  • 地域包括支援センターでの地域支援活動


  • 教育・講師・研修指導など


在宅医療の現場では、「病院の常識が通用しない場面」での判断力や柔軟な看護観が求められ、認定看護師が果たす役割は今後さらに大きくなるでしょう。



皮膚排泄認定看護師がソファーに座り、ストーマの説明をしています。隣には観葉植物と青い冊子があります。リラックスした雰囲気。

堺市で認定看護師を目指すなら

私たちの訪問看護ステーションでは、堺市を拠点に認定看護師を目指すスタッフを支援しています。現在皮膚・排泄ケア認定看護師が在籍し、現場で専門性を活かして活躍してきました。


現在認定看護師で活躍したい方、今後認定看護師を目指したい方のキャリア相談など柔軟な支援体制を整えていきます。



最後に:あなたの看護が誰かの希望になる

「患者さんともっと深く関わりたい」「地域の中で専門性を活かしたい」-そう感じた瞬間が、次のキャリアの始まりです。


認定看護師になるには時間と努力が必要ですが、その先には“選ばれる看護師”としての充実感があります。まずは関心のある分野から、自分にできる第一歩を探してみませんか?


いつでもご相談・見学をお待ちしています。




お問い合わせはお問い合わせフォームまたはメール【info@n-art.biz

お電話【072-260-4685】からも受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

bottom of page